後悔のない承継を
実現するために
ひと口に事業承継といってもその方法には種類があり、それぞれにメリット・デメリットが存在しています。貴社の現状や経営者様の意向に沿ったベストな方法を選び、後悔しない事業承継を叶えていきましょう。
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01 親族内承継(子どもなど)
事業承継で最も多く選ばれる方法です。
息子や娘などの親族に引き継ぐ事業承継で、従業員・取引先との関係を維持しやすく安心感があります。そのほか、オーナー会社であり続けることができる、後継者の教育に早くから取り組めるといったメリットがあり、デメリットとしては相続税対策が必要な点などが挙げられます。 -
02 親族外承継(従業員など)
親族以外の役員や従業員へ承継する方法です。多くの場合は経営者が長く一緒に働いた社員へ承継しますが、取引先・銀行などの紹介で、外部から後継者を招くケースもあります。後継者教育の手間が少なく済み、後継者の選択肢も広がります。一方、社内分裂が起きやすいなどの注意すべき点もあります。
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03 M&A(第三者へ売却)
「Mergers and Acquisitions(合併と買収)」の略で、親族・従業員以外の第三者が企業を買収することを指します。後継者不足も要因となって、近年は中小企業のM&Aの成約件数が伸び続けています。買い手ありきの承継方法で、条件交渉も必要になりますが、創業者に利益が生まれることや、相続・贈与税などの心配を軽減できるなどの利点があります。